研究紹介:Bluetooth機器を検知・特定するスマホアプリ (2024)

トラッカーやビーコンなどのBluetooth機器を検出するスマホアプリの紹介です。

文献情報

研究概要

みなさんは、落とし物防止の「スマートタグ」を使ったことがありますか? Appleの「Find My」やAndroidの「Find My Device」に代表されるように、Bluetooth Low Energy(BLE)という技術を使い、定期的に電波を発信して位置を教えてくれる機器が急速に普及しています 。しかし、こうした便利さの裏で、いくつかの深刻な問題も浮上しているのです。

例えば、購入したことを忘れて部屋に放置された機器が、周囲の通信を邪魔したりセキュリティ上のリスクになったりすることがあります。さらに深刻なのは、第三者が他人のカバンや高級品に無断で追跡タグを忍ばせ、不正に取得した位置情報からストーカーや窃盗などの犯罪に悪用するケースです。周囲に不審な機器がないか調べたくても、(研究発足当時の)既存の対策アプリでは他社の製品を広く検出できなかったり、具体的に「目の前にあるどの機器が電波を発しているのか」まで特定したりすることは困難でした。

そこでこの研究では、スマートフォンを使って身の回りにあるBLE機器を簡単に見つけ出し、どれがどの機器なのかを特定できるAndroidアプリを開発しました。使い方はとてもシンプルです。アプリで周囲の機器をスキャンした後に、特定したい機器に対してスマートフォンのアンテナを「近づけて離す」という動作を行うだけです。スマホ側で受信する電波の強さをチェックし、近づけたときに電波がグッと強くなり、離したときに弱くなった機器を「これだ」と自動で判定して画面に表示します。

実際の実験では、小さなビーコンやセンサーに対して高い精度で特定することに成功しました。機器同士が近くに並んで置かれていても、手で電波を遮る工夫をすることで、精度良く見分けられることも分かりました。

(本記事の文章の校正と画像生成にGeminiを使っています。正確な情報は文献を参照ください。)